関節リウマチや膠原病を専門にするリウマチケア看護師という資格をご存じだろうか?リウマチケアという名称ではあるが、リウマチだけではなく、膠原病も専門にケアする資格だ。これらの病気は日常生活に大きな支障をきたすため、苦しんでいる人がいるなら、何とかしてあげたいと思うものだ。リウマチや膠原病患者の力になりたいなら、リウマチケア看護師の資格取得を目指すと良いだろう。
リウマチケア看護師の資格は2010年に日本リウマチ財団により創設された資格である。資格取得の条件は、直近5年間の間に1年以上リウマチケアに携わっていることだ。A病院で3カ月、B病院で9カ月のように、複数の医療機関で働いていたとしても、通算して1年以上働いていればOKである。ケアしたリウマチ患者名簿や指導記録を提出するので、たまにリウマチ患者が来院した程度では認められない。だが、非常勤やパートであってもリウマチケアに携わっていれば取得できる。
リウマチケア看護師の資格に試験はなく、申請すれば取得できるので、リウマチ患者のケアに携わっている看護師は、ぜひ資格取得すると良い。また、取得することで転職にも有利になるだろう。将来のキャリアアップも見据えて資格を取得しておくと安心だ。資格を取得すると、他にも、日本リウマチ財団が主催している研修会受講料が割引されたり、各種専門職と交流し情報交換する機会に参加でき、また、財団の専門職リストに掲載されるなどのメリットもある。